2021年12月10日

岡野栄之が上原賞を受賞致しました。

コンテンツは、下記をご覧ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/research/researchers/award.html

受賞対象となった研究業績
「幹細胞システムを用いた中枢神経系の再生医学と疾患研究」
ヒト成体中枢神経系は、高度な機能を発揮するその一方、損傷に対して非常に脆弱であり、長年「再生しない臓器」の代表であった。岡野栄之博士は 1990 年代に、ショウジョウバエの神経発生に異常を示す変異体の中から、RNA 結合蛋白質 Musashi の変異体を同定し、同 Musashi 分子が転写後レベルの遺伝子発現調節により、幹細胞制御において重要な役割を果たすことを明らかとし、同分子がショウジョウバエからヒトに至るまで進化で保存されていることを発見した。1998 年には、米国との国際共同研究により、Musashi を指標と
して用いて、ヒト成体脳に神経幹細胞が存在することを世界で初めて明らかにした。その 2 年後の 2000 年には、これらヒト成体脳神経幹細胞を FACS により分離することに成功し、これら一連のパラダイムシフトにより、本来再生しないと考えられていたヒトの中枢神経系の再生を目指した「ヒト中枢神経系の再生医学」という新しい研究領域の構築に繋がった。その後 20 年に渡り、神経幹細胞や iPS 細胞技術を用いた脊髄損傷の再生医療の開発、神経難病の ALS の新薬開発研究とその医師主導治験(ROPALS 試験)など一貫して、ヒト成
体中枢神経系の再生医学領域における数々の顕著な成果を上げており、国際的な注目を浴びている。

2021年12月19日

岡野栄之がWalk Again in 沖縄での講演を行いました。

その映像がYoutubeにアップロードされましたので、下記にリンクをご案内致します。
https://youtu.be/cQD2bis3Gcc

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