多能性幹細胞・リプログラミング グループ

多能性幹細胞から分化誘導した神経幹細胞は、将来の細胞移植治療に応用できると期待されている。近年、iPS細胞技術の出現により、多能性幹細胞の倫理的・免疫学的問題は解決されたと考えられたが、分化誘導に必要な時間や腫瘍化の問題など解決されなければならない点は多い。本グループは、神経幹細胞、特に多能性幹細胞から分化した直後の幼若な初期神経幹細胞の基本的な性質を解明し、その知見を応用して効率的に高品質な細胞を誘導することを目標とする。

研究内容

多能性幹細胞を介さない神経幹細胞の直接誘導

単なる直接誘導ではなく、安全性と有効性が期待できる細胞を誘導する。

図1 線維芽細胞から直接誘導した神経幹細胞

効率よく高品質な神経幹細胞を誘導できる多能性幹細胞システムの確立

多能性幹細胞から安全性が高く速やかに分化する細胞を誘導する。

初期神経幹細胞の性質と機能解析

Oct4を発現する初期神経幹細胞の性質と機能の解析。


図2 初期神経幹細胞と成熟神経幹細胞